2021年1月、宮城県大崎市の東北道で起きた多重事故で警察は9日、ドライバー10人を過失運転致死傷などの疑いで仙台地検に書類送検しました。

 2021年1月19日、大崎市の東北道でトラックや乗用車など61台が関係する33件の事故が発生し、1人が死亡、24人が重軽傷を負いました。

 地吹雪で視界が悪くなる、ホワイトアウトが影響したとみられています。

 書類送検された10人のうち大型タンクローリーと大型トレーラーの運転手の2人は、地吹雪による視界不良の中で速度調節などを怠って前の車に追突し、65歳の男性を死亡させたなどとして過失運転致死傷の疑いが持たれています。

 また、残り8人も同じく視界不良の中で速度調節などを怠って事故を起こしけがをさせたなどとして、過失運転致傷や道路交通法違反の疑いが持たれています。

 この多重事故では、これまでに5人の運転手が過失運転致傷の疑いで書類送検されていて、いずれも既に不起訴処分となっています。