宮城県塩釜市の60代の男性が、賠償金などの名目で現金約3900万円をだましとられました。警察が詐欺事件として捜査しています。

 警察によりますと2021年10月、塩釜市に住む60代の無職の男性の携帯電話に「未払い金があり、支払いが滞っている」というショートメールが届きました。

 男性がメールに記された番号に電話をかけたところ、セキュリティ関連の団体職員を名乗る男らから「あなたの個人情報を使ったウイルスがネット上に拡散され被害が出ている」「あなたが刑事告訴される恐れがある」などと言われ、男性は被害者への賠償金などの名目で、4日までに約70回にわたり総額約3900万円を指定された口座に振り込んだということです。

 男性が不審に思って、金融機関に相談し、だまされたことに気がつきました。

 警察が詐欺事件として捜査しています。