仙台市立の高校に勤務する非常勤講師が、教員免許の更新を忘れ失効したまま授業をしていたことが分かりました。

 非常勤講師は、2020年10月に仙台市立の高校に任用され、2月14日まで1週間当たり10時間勤務していました。

 仙台市教育委員会によりますと、この非常勤講師は教員免許更新制の導入前の2005年に中学校教諭二種の免許を取得。

 更新制が導入後の2018年に中学校教諭一種と高校教諭一種の免許を新たに取得しました。

 本来は2019年3月末に更新が必要でしたが「新たな免許の取得から10年後」と勘違いしていたということです。

 市教委や学校側も期限切れに気が付かず、県教委からの問い合わせで発覚しました。

 延べ77人の生徒が授業を受けていましたが、校長が授業の有効性を認めたため生徒の単位認定と卒業に影響はないということです。

 市教委は非常勤講師の任用を取り消しましたが、免許更新の講習を受けることを条件に再び任用する方針です。