仙台駅西口を中心とした一帯で、大規模な洪水対策の工事が本格的に始まりました。

 4年後の完成予定で、10年に1度の大雨にも耐えられる街づくりを目指しています。

 この工事は、仙台市が2020年度から進めているもので、2月から本格的な工事が始まりました。

 仙台駅西口周辺では、道路のアスファルト化などにより排水能力が下がり、大雨の度に冠水を繰り返してきました。

 工事では、仙台市青葉区の五橋公園を拠点に北側は花京院までの約1.6キロ、南側は愛宕大橋付近の広瀬川まで0.8キロの雨水管を整備します。

 現在は北側に向かう工事が行われていて、9日までに約10メートル掘り進んだということです。

 仙台市管路建設課仲道雅大課長「仙台駅西口というのは仙台の顔、東北の玄関口ということで、そこで何度も浸水してしまうと市民活動であったり経済活動にかなり影響がございますので、早急な改善を望まれていた」

 北側に掘り進める工事は、2022年度いっぱいかかる予定です。

 その後、南側の掘削工事が始まり、4年後の完成を目指しています。