新しい形の飲食施設が17日、仙台市内にオープンします。複数の店で客席やホールスタッフをシェアすることで、初期投資を抑えます。

 青葉区中央にオープンする仙台みらいん横丁は、ビル完成後の2021年6月に新型コロナの影響で運営会社が倒産したためオープンできずにいましたが、東京の会社が買い取って新しい形で運営することになりました。 施設を運営するfavy高梨巧社長「なんかあそこできそうなのに、いつまで経っても開かないなって皆さんに思われてたんじゃないかなと思いますので、その鬱憤を晴らしてもらえるような良いお店にしていきたい」

 特徴は、低コストと低リスクです。個人で飲食店を開業する場合、平均的に1500万円ほどかかると言われていますが、みらいん横丁はキッチンや客席などの設備、更にホールスタッフもシェアするため、初期費用はわずか20万円です。

 また、家賃は売り上げに応じた歩合制です。

 定食と旬菜ひなたを開業する庄司恵子さんです。同じ屋号の店を山形市で経営していましたが、コロナ禍で2021年9月に店じまいしました。今回は再挑戦です。

 定食と旬菜ひなた庄司恵子さん「個人でまた開業ということになるとちょっと難しいかなと思っていたんですが、またこの(店の)名前を新たに使えるということで本当にうれしいです」

 仙台みらいん横丁にはひなたのほか、居酒屋やワインバーなど計5店が入居します。オープンは17日です。