震度6弱を観測した宮城県山元町では、町内4つの小学校で延期となっていた卒業式が行われました。

 このうち坂元小学校では、18日に体育館で卒業式を行う予定でしたが、鉄骨にゆがみが出たため使えなくなり、会場を防災交流センターに変更しました。

 23日は6年生の児童14人が卒業式に臨み、1人1人に卒業証書が手渡された後、宮崎浩文校長が「世の中には多種多様な考え方の人がいます。中学校に行っても互いに譲り合って仲良くしていくことが大切です」とはなむけの言葉を贈りました。

 卒業生「6年間本当にあっという間で、もう卒業かと思うと悲しいです」「修学旅行は全員そろって行けたので楽しかったです」「卒業式できたので良かったです」「部活でいっぱい努力していきたいと思います」

 また、式では感染防止対策として在校生は5年生のみ出席し、保護者は各家庭から2人に限られました。

 保護者「自宅が壊れたりして先日の三連休で復旧作業をしていた」「卒業できて落ち着いた気持ちになりました」

 また、町内では山下小学校も体育館が被災したため、隣接する山元中学校を借りて卒業式を行いました。