5日午後、宮城県栗原市で小学生2人がため池に落ち、このうち1人が心肺停止となっています。

 5日午後4時20分ごろ、栗原市築館字荒田沢のため池で「小学生が池に落ちている」と近くに住む人から消防に通報がありました。

 消防によりますと、6歳と10歳の男子児童が近所の人に救助されましたが、このうち6歳の男子児童が心肺停止の状態で病院に搬送されたということです。

 10歳の男子児童は意識があるということです。2人は市内に住んでいて、当時、5、6人のグループで釣りをしていたということです。

 近所の人「子どもたち騒いでわーわーいるんだなと思っているうちに、上がった上がったって言って、1人が(ため池から)上がって来た。その子どもはもうぐだってしてたね。前は柵があったんだけど、腐れて柵が無くなってしまったから、危険は危険だけども、何もないから、大丈夫かなと思うというか何も気にもしないでいたんだけども、ついにこんなことが起きてしまったと」

 栗原市によりますと、このため池では人が立ち入れないように杭を打ってロープを張っていましたが、風などで倒れていたほか、立ち入り禁止を知らせる看板などは無かったということです。