BA.2の流行について、感染症に詳しい専門家は早ければ今後1、2週間で9割が置き換わるとの見解を示し、感染の再拡大に警戒するよう呼び掛けています。

 長崎大学大学院森内浩幸教授「BA.2は、1.2倍から1.3倍は先を行っているという競争をしていくということなんですね。 あと1週間も2週間も経たないうちに、ほとんどがBA.2に置き換わる可能性も十分高いと思います」

 日本ワクチン学会理事で、長崎大学大学院の森内浩幸教授は、BA.2の増加に伴い新規感染者数も増える可能性が高く、最悪の場合、第6波のピークの約2倍になるとの見解を示しました。

 森内教授は、新年度が始まり歓迎会など人の集まりが増えるため、改めて感染対策を徹底してほしいと呼び掛けています。

 長崎大学大学院森内浩幸教授「やっぱり今は大人数で長時間はできれば避けた方が良いし、そういうことをやる時でも可能であれば事前に検査をして陰性が確認できた人たちでの集まりにするなら、更に安心度は増すと思う。そういったことの積み重ねで、社会全体としての感染の拡大の勢いは鈍らせることができると思います」