宮城県栗原市で釣りをしていた男の子がため池に落ち死亡した事故で、市はため池の安全対策の状況について調査を始めました。

 警察と消防によりますと5日午後4時20分ごろ、栗原市築館のため池で友人ら5人と釣りをしていた市内に住む佐々木楓さん(6)が池に転落し死亡しました。

 6日、佐々木さんが通う予定だった小学校の関係者が現場を訪れ、手を合わせる姿が見られました。

 ため池を管理する栗原市では、人が立ち入らないよう杭を打ってロープを張っていましたが、風などで倒れていたということです。

 栗原市内には約2000のため池がありますが、市では人が立ち入る恐れのあるため池について6日から調査を始め、今後、安全対策について協議する方針です。