宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院を再編する構想についてです。仙台市の意見書に対し、村井知事が4日に回答する予定はないと答えたことについて、仙台市の郡市長は「何を根拠に再編するのか、更に疑問が大きくなった」と批判しました。

 村井知事「既に県の持ち得る情報から、データから説明できることは全部説明したので、改めて仙台市に対して、富谷市に対して名取市に対して、何かを説明するということは今のところ考えておりません」

 村井知事の4日のこの発言に対し、郡市長は5日、強く反発しました。

 郡市長「知事のご発言を聞きまして、だとすれば県は、知事はいかなるデータを根拠にして仙台医療圏の中でこの4病院の再編、移転がメリットが大きいと判断なさったのか、非常に疑問が更に大きくなった」

 郡市長は4つの病院のうち2つは県立のため、県として説明の義務があると強調し、知事の姿勢を批判しました。

 郡市長】「どういう風にご判断されたのか分からない中で、一方的に進められるのはあってはならないのではないか」