宮城県大崎市の牧場で、この季節恒例の牛の放牧が始まりました。

 放牧が始まったのは、大崎市営鳴子放牧場です。

 山頂に雪が残る禿岳のふもとにある放牧場に、大崎市内の畜産農家が育てている黒毛和種の雌45頭が放たれました。

 夏の期間に涼しく広々とした放牧場で過ごすと食欲が増し、丈夫な子牛を生むことができるということです。

 畜産農家「草は十分食べられますし、広い所で運動も十分できるので、牛にとってはいいんじゃないですか」

 また、2022年は配合飼料が2021年より2割ほど値上がりしているため、牧場の草を食べてもらうことで経費の削減にもつながるということです。

 牛たちは、11月上旬ごろまで牧場で過ごすということです。