宮城県の岩沼警察署が、大地震を想定した災害警備訓練を実施しました。外部に電力を供給できるプラグインハイブリッドのパトカーを使った信号機の復旧訓練も行いました。

 訓練は、大地震による停電で信号機が消えたという想定で行われ、警察官ら約40人が発電機の使い方や手信号による交通整備の手順を確認しました。

 また、幹線道路の交差点にある信号機を実際に消して、交通整理を行いながらプラグインハイブリットパトカーを使って信号機を復旧させる訓練も行いました。

 車の電源と信号機をケーブルでつなぐと、信号機はわずか数秒で再び点灯しました。

 信号機の種類による違いはあるものの、10時間程度点灯させることが可能だということです。

 岩沼警察署星慶治警備課長「いつ災害が発生するか分からない状況にありますので、機会をとらえて訓練を重ね、有事に即応できるように今後も訓練を重ねていきたいと思っております」

 県警には、プラグインハイブリッドパトカーが15台配備されているということです。