関西電力が宮城県川崎町で計画する風力発電に地元住民から反対の声が上がってることに対し、村井知事は「強引に進めるのは無理がある」と改めて苦言を呈しました。

 関西電力は、川崎町に最大19基の風車を作る計画を立てていて、蔵王の御釜からの眺望のイメージ図も示して25日まで6回説明会を開きました。

 説明会では、参加した住民から反対の声が相次ぎ、小山修作町長も計画や説明が大雑把だと関西電力を批判したうえで「事業を進めるべきではない」との意向を示しています。

 村井知事は27日の定例会見で、手続きの上では条例や規則に則って粛々と進めると述べた上で次のように話しました。

 村井知事「快しとはしておりません。なぜ関西の電力会社が東北でそのようなことをなさるのか、関西でなさればよろしいのではないかという思いは持っております。住民の皆さんの理解なしに強引に進めるというのはいささか無理があるのではないか」