5月4日のみどりの日を前に、宮城県登米市では地元産の優れた木材の魅力を広くアピールしようと普及活動に力を注いでいます。

 大友葵記者「宮城県庁2階の食堂にあるテーブルや椅子は、登米市産の木材がふんだんに使われています」

 熊谷康信登米市長や登米町森林組合の関係者、緑の大切さを伝えるミス日本みどりの大使などが、登米市産の木材を多く採用する宮城県庁の食堂を視察に訪れました。

 1日にリニューアルオープンした食堂は、テーブルなどが環境に配慮した森林運営を促す国際機関、森林管理協議会=FSCの認証を受けた登米市産の木材を使用しています。

 関係者らは家具の温かみや手触りなどを確かめたほか、PR用に写真を撮影しました。

 熊谷康信登米市長「FSCマークが入っている家具に何だろうと気づいてもらえるといいのかなと。登米市は全面積の約4割が森林という地域、森林をしっかりと活用したまちづくりを進めていきたい」

 FSC認証は、自然環境に配慮し土壌や生態系を崩さず適切に森林を育て加工している証となります。

 国内で認証された森林は34カ所あり、宮城県では登米市と南三陸町の2カ所の森林で優れた管理が認められています。

 登米町森林組合會津浩幸さん「第三者機関が森を育てることを審査して認めていることがメリット。県民の方にたくさん木に触れてもらって、生活の中にもFSC木材を使ってもらえたらなと」

 登米市産の認証された木材は、家具以外にも利用されています。

 木製のフォトフレームには身長を測る目盛りが付いていて、木のぬくもりを感じながら子どもの成長を見守ってもらおうと登米市の新生児に配られます。

 登米市の小学1年生に贈呈されている鉛筆は、木の香りと優しい手触りが特徴です。

 更に、JAみやぎ登米が建物で使用している森林由来の原材料の約9割が、登米市産のFSC認証木材です。

 みやぎ登米農業協同組合総務部平井信悟課長「木の温かみを感じることが一番。地元の木材を使っているので、地元の木材を意識して建物の中で過ごすことは今までなかったので、その点が一番のメリット」

 登米市や森林組合では、森林を適切に管理することが豊かな水資源の確保や山火事の防止にもつながるとして、今後も森林の保護や地元産木材の普及活動に力を注ぐとしています。