宮城県は、ネット販売されていたダイエット用健康食品から、国内で承認されていない医薬品成分が検出されたと発表しました。県は、この製品を購入しないよう注意を呼びかけています。

 国内で承認されていない医薬品成分が検出されたのは、海外製とみられるダイエット用ゼリーとチョコレートの計3つの製品です。 県によりますと15日、これらをSNSやフリマサイトで購入し摂取した人から動悸や目まいなどの症状が出たと保健所に相談がありました。

 その後、摂取をやめ体調は回復したということです。

 県保健環境センターで製品を調べたところ、国内未承認の医薬品成分シブトラミンが検出されたということです。

 シブトラミンには食欲を押さえる作用がある一方、血圧上昇や心拍数の増加などの副作用があり、この成分を使った製品による健康被害は全国で相次いでいます。

 県では、これらの製品を購入しないよう呼びかけるとともに、健康被害が疑われる場合は医療機関を受診し、保健所に連絡してほしいと話しています。