7月も多くの商品が値上がりします。8月までに主要食品メーカーの約4200品目で値上げが予定されていて、更に家計を圧迫しそうです。

 民間の信用調査会社帝国データバンクが主要食品メーカー105社を対象に調査を行ったところ、7月は1588品目、8月には2641品目が値上げの対象となっています。

 山崎製パンは1月に続き、2022年2度目の値上げに踏み切ります。

 食パンは、1日の出荷分から平均で8.7%値上げします。

 3月に値上げしたばかりの日本水産は、サバの水煮やタラコの瓶詰めなど、7月納品分から再び値上げします。

 プリマハムは、主力のウインナー香薫を9月に再び値上げすると発表しました。

 2月に200品目を5%から12%値上げしましたが、9月の納品分から更に5%から30%値上げし、対象も約400品目に拡大します。

 帝国データバンク仙台支店情報部紺野啓二部長補佐「ロシアのウクライナ侵攻による原油や小麦価格の値上げが小売価格高騰の原因だと思います」

 値上げの勢いは秋口以降も止まる気配は見られず、10月だけで3400品目以上で値上げされる見込みだということです。

 帝国データバンク仙台支店情報部紺野啓二部長補佐「実は今までの値上げは急激な円安を織り込んでいない。秋口から今までの価格高騰の要因プラス急激な円安による価格高騰が間違いなく増えてくると思います」