下水に含まれるウイルスの量から仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週は横ばいで推移するという結果が示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、仙台市内の下水から検出される新型コロナウイルスの濃度や過去の感染状況を分析して、感染者数を予測しています。

 今週の感染者数は977人と、先週の実測値を17人下回り、横ばいで推移する予測が示されました。

 東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「基本的には横ばいというのが予測なんです。ただ、先々週は(調査した下水の)4サンプル中、1サンプルだけ陽性だったという状況だったんですけども、先週は4サンプル中3サンプルが陽性ということで、少し下水中の(ウイルス)濃度が上がっている気配があります。出来る限りの感染対策はこれまで通りお願いしたい」