KDDIの大規模な通信障害により、自宅療養中のコロナ患者と一時、連絡がとれなくなるなど宮城県内にも影響が出ています。

 KDDIの通信障害は2日未明に発生し、携帯電話の通話やデータ通信が全国でつながりにくい状態となりました。

 県によりますと、自宅療養中のコロナ患者最大33人と一時的に連絡がとれない状態になりました。

 感染が確認された後の疫学調査の際に、連絡がとれなかった患者もいました。

 いずれも自宅の固定電話、または直接訪問で補ったということです。

 仙台市消防局によりますと、自分の携帯電話で119番できなかった事例が4日午前7時までに7件発生しましたが、消防署に駆け込んだり知人の携帯を借りたりして通報し、大事には至っていないということです。

 KDDIによりますとデータ通信はおおむね回復しているものの、音声通話は利用しにくい状態が続いていて、全面復旧には至っていません。