東北電力は、3月の地震で一部の設備が損傷した福島県の原町火力発電所2号機の運転を再開したと発表しました。

 原町火力2号機は、定期点検中だった3月の地震でボイラー内部の配管に被害が確認されたため、補修作業を進めてきました。

 東北電力によりますと、安全が確認できたとして13日夜、運転を再開したということです。

 原町火力2号機は石炭を燃料に使い、最大出力は100万キロワットで、夏の電力供給力の強化が図られます。

 一方、3月の地震で被害が出た宮城県七ヶ浜町にある仙台火力4号機は、11日の運転再開を目指してきましたが、ガスタービンに大きな振動が出たため運転の再開は先送りになっています。