堤防の一部が決壊した宮城県大崎市の名蓋川(なぶたがわ)を村井知事が17日に視察しました。過去7年間に3回も決壊していて、知事は抜本的な改修を実施する考えを明らかにしました。

 村井知事は17日午後1時すぎ、大崎市古川矢目地区の名蓋川を訪れ、被害の状況や川の管理について説明を受けました。

 今回の大雨では約30メートルにわたって堤防が決壊し、矢目地区には最も高い警戒レベルの「緊急安全確保」が出される事態となりました。

 矢目地区での堤防決壊は過去7年間で3度目で、今年度に県が補強工事を実施する予定でした。知事は被害の発生は県に大きな責任があると述べ、抜本的な改修を行う方針を明らかにしました。

  村井知事「すべて見直しをして早いうちに計画的に全体を強い堤防にしながら、このようなことが起こらないようにしてまいりたい」

 決壊した名蓋川の堤防は、水が引くのを待ってから、大型土のうを積んで応急復旧させるということです。