宮城県東松島市の野蒜海岸では、7月の記録的な大雨でカヤなどが堆積し問題となっています。県はノリの養殖が始まる11月までには撤去したいとしています。

 野蒜海岸にそそぐ鳴瀬川の河口付近では、7月15日からの大雨で上流から流れてきたカヤなどが約2.7キロにわたって堆積しています。

 8月1日、東松島市の渥美巌市長らが県の担当者と一緒に現地を視察しました。

 流れ着いたカヤなどは約4500立方メートルに上り、景観の悪化やノリの養殖への影響が懸念されています。

 東松島市渥美巌市長「これがこのまま放置されてしまうと、今度は秋から冬に海面に海苔棚が張りますからこのごみが逆に海苔網に刺さってしまうんですね」

 海岸を管理する県によりますと、カヤの撤去は海水浴場を優先して行ったため、遊泳に影響はないということで、その他のエリアについてはノリの養殖が始まる11月までには撤去したいとしています。