村井宮城県知事は、政府が新たに設けた感染拡大防止策、BA.5対策強化宣言について今週中には宣言を出したい考えを示しました。

 村井知事「今週中には協議を取りまとめて発出できるようにしてほしいとという風に、担当者に伝えております。できるだけ急ぎたいと思っております」

 BA.5対策強化宣言は、政府が打ち出した新たな対策で、経済活動を維持したうえで急拡大する感染状況をいかに抑えるかが基本的な考え方です。罰則はありません。

 村井知事は7月30日の対策本部会議で、いち早くこの対策を活用する意向を示し、国が示した計16項目の具体的な呼びかけのうちどれを取り入れるか、政府との協議を始めたということです。

 今回の対策では、発熱外来の負担を減らすため発熱した人が自分で検査し陽性かどうかを調べる抗原検査キットの活用が新たな変更点になっています。

 ただ、このキットの配布方法や場所などどのように活用するのか決まっていないため、導入には時間がかかる見通しです。

 村井知事「理想的には(宣言と)セットで出すべきだと思うんですけれども、その辺は細かいところは今調整しておりますので、キットが来る来ない、来たとしてもどのように配布するのか。少なくともこの宣言というのは、今言ったものを除けば特段今までやってきたことと大きく変わらないので、これは国との協議が整い次第、まず宣言というものは出せるだろうと思っています」