宮城県名取市の尚絅学院大学を運営する学校法人尚絅学院は、理事1人が投資目的で総額3億円余りを持ち出したとして、調査委員会を立ち上げたことを明らかにしました。

 学校法人尚絅学院によりますと、6月7日に多額の使途不明金が発生していることに職員が気が付きました。

 調査の結果、法人の理事1人が6月から7月までの4回にわたり、総額3億円以上を持ち出したことを認め、この理事は投資で全額使ったと説明しているということです。

 学校側は返金を求めていますが、2日までに理事は応じていないことから調査委員会を立ち上げ、資金の流れなど調査を進めるとともに理事に対して返還を求めていくということです。