7月の記録的な大雨で橋が崩落した宮城県大崎市岩出山の現場を斉藤鉄夫国土交通大臣が視察しました。

 大崎市岩出山の丸山橋は、7月15日からの記録的な大雨で、4本の橋脚のうち2本が流され崩落しました。

 斉藤国交大臣は、伊藤康志大崎市長らから被災当時の状況などの説明を受けながら、崩落した橋の撤去工事の状況や、仮設の橋を設置するための準備の様子などを約20分間にわたって視察しました。

 国交省東北地方整備局の担当者によると、元の橋のそばに設置する仮設の橋は、9月中旬ごろに橋を架け、秋ごろの完成を予定しているということです。

 大崎市では、このほかにも市内を流れる名蓋川の堤防の一部が決壊するなどして大きな被害が出ています。

 市によりますと、住宅の浸水は少なくとも700棟以上、5700ヘクタール以上の水田や畑が冠水や浸水の被害を受けたということです。