霊感商法や高額な献金が問題視されている旧統一教会をめぐり、日本共産党宮城県議団は県議会議員や村井知事に関わりを調査し公表するよう申し入れました。

 三浦一敏県議「統一教会、世界平和統一家庭連合、および関連団体との関わりを県民の疑念に応えて県議会自らが調査し公表するよう求める」

 日本共産党の県議会議員5人は、菊地恵一県議会議長に対し選挙応援を受けたことやイベントの出席など、すべての議員が旧統一教会や関連団体との関わりを調査し公表するよう求めました。

 県議会では、自民党会派に所属する県議5人が2017年6月に旧統一教会の創始者が提唱した日韓トンネルの試掘現場を政務活動費を使って訪れていたことなど、関連が指摘されています。

 また、村井知事は2006年5月に旧統一教会の関連団体、天宙平和連合が仙台市内で開いた集会に私費で祝電を送っていたということです。

 村井知事「知事になって就任して直後で祝電の内容を当然見ることもできないし、団体のことを調べる余裕もなく、国会議員から依頼があったので祝電を送りました」

 村井知事は、外部からの指摘を受け旧統一教会の関連団体と把握してからは祝電の依頼は断り、選挙活動の応援や集会の出席など一切の関わりはないと説明しました。

 村井知事「16年前の話を今ごろ蒸し返されて、私費で送った祝電をとやかく言われても私としてもどうしようもない。犯罪行為ではないですからね。私の意識としては被害を受けたという意識ですよね」