JR仙台駅前の青葉通りの車道の一部を、広場として開放する社会実験の準備が20日から始まりました。一般車両の通行は規制されます。

 仙台市では、23日からJR仙台駅西口の駅前通交差点から愛宕上杉通交差点の間の約100メートルの区間で、車道の一部を広場として開放する社会実験が行われます。

 前田さつき記者「午前8時前の仙台駅西口です。普段は車通りの多い時間帯ですが、カラーコーンや鉄筋の枠が設置され、一般車両の交通規制が始まっています」

 23日から始まる社会実験を前に、20日から3日間の日程で交通規制を知らせる標識や、ガードレールの設置工事が行われ、午前6時ごろから一般車両の通行が規制されました。

 実証実験は、南側の4車線のうち3車線を広場として解放し、人工芝を引いてテーブルやいすの他に、ストリートピアノや特設ステージを設け、にぎわいの創出につながるかを検証します

 仙台市都心まちづくり課馬場泰通課長「例えばボッチャ体験、障害のある方でも楽しめるようなスポーツ、それから親子連れの方に来ていただけるような子どもの遊び場なども実験の中で行う予定になっています」

 仙台市では、携帯の位置情報を利用した人流のデータを取り、将来この場所をどのような形に整備するか検討する際の材料とする考えです。

 仙台市都心まちづくり課馬場泰通課長「このエリアに新たなにぎわいが生まれて、都心の回遊性の向上につながる結果が生まれればいいなと期待しています」

 この社会実験は、9月23日から10月10日までの18日間行われ、交通規制は10月13日までとなっています。