宮城県加美町の住民団体が、町内に計画されている風力発電計画の白紙撤回を求める要望書などを町に提出しました。

 28日、加美町の未来を守る会など3つの団体が加美町の猪股洋文町長に風力発電所建設計画の白紙撤回を求める要望書や、約2万4500人分の署名簿などを提出しました。 加美町や色麻町、大崎市などでは3つの企業が合計で最大174基の風車を作る計画で、このうち加美町内では10基が建設中です。

 住民団体は、土砂災害の危険や低周波など健康への不安があるなどとして風力発電所建設計画の白紙撤回を求めています。

 加美町の未来を守る会猪股弘共同代表「最初から私たちは白紙撤回を望んで、今現在建設されているJREに関しては、一度立ち止まって住民の考えを十分に考えて、事業を進めてほしいという構えなんです」

 住民の要望に対し猪股町長は「環境保全そして再生可能エネルギーの両立に向けて対応してまいりたい」と述べるにとどまりました。