伊達政宗公を祀る仙台市青葉区の瑞鳳殿で、かつての美しさを取り戻そうと21年ぶりの修復工事が始まりました。

 今回の修復では、本殿や政宗公の像の漆や顔料の塗り直しなどが行われました。

 9日には、本殿に足場を組むなどの作業が行われました。

 瑞鳳殿の修復作業は、当初、2021年度中に行う予定でしたが、2021年2月に発生した福島県沖地震で石灯籠や墓石が落下するなどの被害を受けたため、ようやく始まりました。

 工事費用は約3900万円で、このうち約1300万円は瑞鳳殿が7月から実施したクラウドファンディングで調達しました。

 瑞鳳殿石川潤一事務局次長「4月になりましたら、本殿もまた一段と美しくなりますし、御木像も設置当時のきれいな姿を皆様にご覧いただけるものと思っております」

 修復工事は2023年3月末に完了する予定で、工事期間中も観覧することができます。