高病原性鳥インフルエンザの発生に備え、感染拡大を防ぐための訓練が宮城県蔵王町で行われました。

 訓練には県の職員ら約100人が参加し、県内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの想定で行われました。

 訓練で、職員らは防護服や手袋などの身に着け方を確認しました。

 また、ぬいぐるみを使ってニワトリを殺処分するまでの手順を一つ一つ確認しました。 県内では3月に石巻市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、ニワトリ約2万8000羽を殺処分しました。

 県大河原地方振興事務所遠藤尚志地方振興部長「きちっとした初動態勢が非常に重要となりますので、関係機関の皆さんと連携しながらしっかりと迅速な対応をして参りたいと考えております」

 今シーズンは既に10月下旬以降、岡山、北海道、茨城など6道県の養鶏場などで発生しています。

 県内では今シーズン、養鶏場での発生はありませんが、10月から11月にかけ栗原市や石巻市、仙台市で見つかった死んだ野鳥からウイルスが検出されていて、県が注意を呼び掛けています。