11月に羽生結弦選手がプロデュースした横浜での単独アイスショーが話題になりましたが、12月2日は青森県八戸市で公演が行われました。羽生選手が、八戸との縁を明かしてくれました。

 東北で初開催となる単独アイスショー。3000人の観客が見守る中、会場に響いたのは津軽三味線の音色。

 今年、三味線の世界大会で優勝した19歳の中村滉己さんの演奏に合わせ、羽生選手が舞います。横浜公演でも注目を集めた演出ですが、津軽三味線の本場、青森の会場は、大いに沸きました!

 八戸は羽生選手にとって思い出深い場所でもあります。

 羽生選手「このリンクではないが、八戸に震災の後、ここに来て練習していいよって言ってもらい、2011年2012年のプログラムを暗い中でそれこそ天井を明けてもらって日の光で振り付けをしてもらいました」

 東日本大震災でアイスリンク仙台が閉鎖。そのとき助けてくれたのが八戸でした。この場所で成長した姿を見せたいと、感謝の気持ちを込め、演じました。

 羽生選手「東日本大震災含め、色々な災害だったりとか不幸だったりとか、そういったものに寄り添うような活動をこれからもしていきたい。今回は皆さんの心の中に訴えかけるようなことが少しでもできたら」