東京都稲城市で起きた強盗致傷事件で、男7人が逮捕されました。このうちの1人が仙台市青葉区の男で、奪った金塊を盗品と知りながら買取店で処分したとして、盗品等有償処分あっせんの疑いが持たれています。

 大古健太郎容疑者(33)ら7人は2022年10月20日、東京都稲城市の住宅で住人の30代女性らの首をしめるなどしけがをさせ、現金約3500万円と金塊など860万円相当を奪うなどした疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、グループは作業着を着て宅配業者を装ってドアを空けさせ、子どもを含めた家族を粘着テープで縛るなどしていました。

 7人はSNSでフィリピンから発信された「ルフィ」や「キム」、「ミツハシ」を名乗る人物らから指示を受けていたということです。

 グループの1人は「奪った品の処分は80万円の報酬。強盗の実行犯は100万円前後の報酬がある」などと供述しているということです。

 7人のうちの1人で仙台市青葉区の自営業、真栄城健容疑者(31)は奪った金塊などの売却処分を大古容疑者から依頼され、2022年10月21日と22日に盗品と知りながら都内の買取店で処分したとして、盗品等有償処分あっせんの疑いが持たれています。

 警察は防犯カメラの映像から、真栄城容疑者を特定し逮捕したということです。

 警察の調べに対し、おおむねね容疑を認めているということです。

 真栄城容疑者は、東京都中野区の強盗致傷事件と、広島県の強盗殺人未遂事件にも関与しているとみられています。