燃料電池や半導体など新素材の開発に役立つと期待される次世代放射光施設、ナノテラスの利用促進を図るための新たな協議会が設立されました。

 新たに設立されたのは、NanoTerasu利用促進協議会です。

 仙台市青葉区で開かれた設立会には、村井宮城県知事や郡仙台市長らが出席しました。 新しい協議会は、これまで主に誘致活動を行ってきた協議会の後継組織として、産学官が連携して地域企業の利用促進を図ることを目的としています。

 41の団体で構成されナノテラスの民間レベルでの活用を促し、東北と新潟の産業分野の底上げを図ります。

 村井知事「産業界発展のために非常に有益な研究施設でございますので、皆で有効に活用できるようにしっかりと行政としてもお手伝いしてまいりたい」

 東北大学大野英男総長「皆さんが使いやすい敷居を下げるような仕組みを入れてありますので、是非地元の皆さんに積極的に利用していただきたいと思う」

 ナノテラスは青葉区の東北大学青葉山キャンパスに建設中で、2024年4月の運用開始を目指しています。