今シーズン最後の渡り鳥調査が、宮城県一斉に行われました。2月下旬の寒さの影響で、北帰行は2週間程遅れています。

 渡り鳥調査は、宮城県の沼や河川など約500カ所で一斉に行われました。

 このうち県北部の伊豆沼では、夜明けとともに調査が始まりました。

 冬の間、餌を求めて南下していたガンやハクチョウは約3カ月かけて繁殖地のロシア極東部に戻ります。

 北帰行は平年並みの2月上旬に始まりましたが、その後に冷え込みが強まり2週間程遅れているということです。

 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「北帰行は長引いたという感じはあります。始まりは2月上旬でいつも通りでしたが、その後あまり気温が上がらなかったせいかゆっくり進んだなというふうに思います」

 北帰行は、3月中旬までに終わる見込みです。