最先端の研究成果を元に防災について話し合う世界防災フォーラムが、4年ぶりに開幕しました。

 世界防災フォーラムは10日からの3日間、青葉区の仙台国際センターを会場に開かれ、国の内外から政府関係者や研究者など約4500人が集まる予定です。

 オープニングセレモニーには、仙台市の郡市長や東北大学の大野英男総長が出席し4年ぶり3回目となるフォーラムが開幕しました。

 フォーラムでは、国連防災会議が2015年に作った全世界で目指す防災の在り方、仙台防災枠組について、2023年が目標期間までの折り返し時期に当たるため、取り組み状況などが議論されます。

 世界防災フォーラム代表理事小野裕一東北大教授「(震災で犠牲になった)2万人の方の命を無駄にしないようにというか、そこから将来どういうふうにしたら二度とこういう大きい災害が出ないようにするかということを東北から発信していく必要がある」

 フォーラムは12日までで、参加無料です。