4月1日以降は、輸入小麦の政府の売り渡し価格も値上がりします。小麦を使うパン店では苦悩の日々が続いています。

 ル・モンド江刺俊紀さん「(影響は)大きいですね。一番メインになる原材料ですので厳しいですね」

 仙台市若林区役所前にあるル・モンドです。相次ぐ値上げラッシュに頭を抱えています。

 ル・モンド江刺俊紀さん「小麦粉、油脂、包装紙も上がっています。卵は前の年年の夏と比べて1.5倍になっていますからね」

 パンに使う原材料の大半を占める小麦も、5.8%の値上がりが発表されたばかりです。パンは、その値上げの波をまともに受けてしまいます。

 ル・モンド江刺俊紀さん「自分一人の意見ではどうにもならないので耐えるしかない。小麦粉、ナッツ系は獲れ高によって(値段は)変わりますけど、油脂系はいったん上がると下がらないので難しい」

 こちらの店では6月分まで小麦を確保していますが、その後は状況を見ながらの判断となります。

 ル・モンド江刺俊紀さん「パンを小さくするかしょうがなく値段を上げさせてもらうかどちらか。理解していただくしかないとは思っていますけどね」