東北電力の値上げが6月以降となる公算が大きくなりました。

 家庭向け電気料金の契約の8割を占める規制料金について、東北電力は値上げを4月から実施したいと国に申請していました。

 しかし、国は審査を慎重に進めており11日の会合でも結論は出ませんでした。

 5月の値上げには、結論が4月下旬には出ている必要があるため、実施は6月以降に先送りとなる公算が大きくなりました。

 値上げの幅は25.2%以下になる見通しです。

 一方、再エネの促進にかかる費用として電気料金に上乗せされている再エネ賦課金が5月から引き下げられるため、5月の料金は全体としていったん値下がりする見通しです。 標準的な家庭では3月や4月より533円安い6212円になる見込みです。