宮城県名取市は、市民に送った税金の督促状約1000通について、コンビニエンスストアなどで支払い用のバーコードが使えない誤りがあったと発表しました。

 名取市によりますと、誤りがあったのは国民健康保険税や市県民税、固定資産税の納付を求める1037通の督促状です。4月と5月に985人に向け郵送しました。

 コンビニなどで納付書のバーコードを読み込んでも、支払いできない状態になっていました。

 名取市によりますと、システムを改修した際に委託業者が誤って本来より短い期限をバーコードに設定したため、支払えなかったということです。

 バーコードを使わない銀行振り込みやクレジットカードでの支払いには対応していたとのことです。

 名取市は、対象者全員におわびの文書を送るほか、まだ税金を納めていない人向けに改めて納付書を郵送します。

 名取市は「チェック体制を見直し、再発防止に努める」とのコメントを出しました。