架空の街で職業体験をする仙台市の取り組みに参加した小学生の数が、6万人を超えました。

 小学生「萩の月買ってください。残り3個しかないですよ」

 この取り組みは、仙台市の体験学習施設で2014年から行われていて、小学5年生と6年生が架空の街スチューデントシティの住人になり、民間企業や役所など10の仕事を体験します。

 職業体験に加えて、働いて得た収入を買い物や税金の支払いに使うことで、経済の仕組みを学んでもらう狙いがあります。

 21日、榴岡小学校と生出小学校の6年生計88人が訪れ、これまでの通算の参加者が6万人を超えました。

 参加6万人目・生出小6年西條涼太さん「お金が関係したことをあまりやる機会が無かったので良い経験にもなったし、大人と同じ生活をしてみて、また違う景色が見えた

 仙台市は、スチューデントシティでの体験を将来の仕事の選択などに生かしてほしいと話しています。