宮城県を走る赤字ローカル線の利用者が、更に減少していることが分かりました。

 JR東日本は2022年7月、輸送効率を示す1日1キロ当たりの利用者が2000人未満の路線を対象に、見直しに意欲を示しました。

 宮城県で対象となった石巻線や陸羽東線など4路線について、今回発表された2022年度の利用者数を2019年度と比べるといずれも減少しました。沿線人口の減少が一因とみられます。

 石巻線は1193人から958人に、気仙沼線は232人から200人に、大船渡線は754人から572人に減少しました。

 陸羽東線は、古川と鳴子温泉の間が949人から708人に、鳴子温泉と山形県の最上の間は79人から44人に減りました。

 4路線をめぐっては、県や地元市町が活性化策を話し合っています。