22年ぶりに日本で世界水泳が開催され熱戦が繰り広げられていますが、仙台市に水泳の世界記録保持者がいます。年齢は91歳。強さの秘訣と今後の目標を聞きました。

 宮城県利府町のプールで泳ぐ男性。きれいなフォームで軽快にレーンを進んでいきます。清野満平さん91歳です。

 清野さんは5月、岩手県盛岡市で行われたマスターズ水泳短水路大会の90歳から94歳の部に出場し、50メートル背泳ぎで52秒40と、従来の記録を0秒09上回る世界記録を樹立しました。

 清野満平「前日も水泳の世界選手権を見ているんですよ。背泳ぎの選手たちが手をどうやって入れてるか見てるんですけどね。もう常に頭の中で研究しているんですよ」

 水泳を始めたのは終戦から1カ月後の78年前13歳の時です。現在も飲食店などを経営しながら週に2回、利府町や仙台市青葉区のプールに通っています。

 練習メニューは自分で考えていて、この日は2時間をかけ2600メートルを泳ぎました。

 清野満平さん「気持ちいいね」

 清野さんは10月に盛岡市で開かれるマスターズ大会に出場する予定です。

 16年破られていない200メートル背泳ぎの世界記録樹立を目指します。

 清野満平「別に秘訣って無いけど積み重ねだね。それには健康じゃないとだめなんですよ。健康でね、そして目標に向かって頑張って暇さえあれば筋トレ、水泳とこれを続けていきたいと思います」