夏の甲子園準優勝の仙台育英、決勝後の須江航監督と山田脩也キャプテンのコメントです。

須江航監督
 「慶応・丸田選手の先頭打者ホームランが大勢を決めたというか、球場の雰囲気も慶応空間になりましたが慶応の大応援にのまれている感じはしませんでした。単純に慶応が強かったです。
 攻め込まれているときはベンチが少し暗かったので、聞こえたかどうかは分からないですが選手たちに何回も『ここは甲子園だよ、飛び切りの笑顔を見せてほしい』と声を掛けていました。
 負けたのが慶応で本当に良かったと思います。取り組みも秀逸ですし技術もあるしフィジカルもあって、エンジョイベースボールの神髄と思いますが楽しむために一生懸命やろうよという下地がありました。その上で思考力が高いので慶応に負けるのであれば仕方ないというか、勝者にふさわしいなと思いました。
 慶応・森林監督の人柄をとても尊敬しているので、不思議ですがもっと悲しいのかなと思いましたが慶応をたたえたいなと心から思いました」

山田脩也キャプテン
 「(目頭を押さえながら)前年の初優勝と同じ景色を見たかったですけど、自分の力が足りずに負けてしまったので。そのような中でも皆さんが応援してくれましたし、家族の応援が一番支えになったので本当に感謝したいです。
 負けたことは悔しいですけど、最高の仲間と野球ができたことがうれしかったです」