宮城県南三陸町の志津川湾で、名産のマダコ漁が始まりました。

 南三陸町の魚市場には2日朝、漁船が次々と入港し志津川湾で取れたマダコ、約13トンが初水揚げされました。

 南三陸産のマダコは志津川湾のウニやアワビなど高級食材を食べて成長するため、しっかりとした歯応えとうま味があるのが特徴です。

 初入札ではまとまった数量が水揚げされたことから、1キロ当たり平均1241円と前年より500円ほど安く取引されました。

 漁師「思ったよりも大きいので。少ないかなと思ってたんですけど、思ったより揚がりました」

 買受人「水温が高いと意外とマダコは成長が早いし、量的にも揚がるのかなと思います。だいぶ豊漁に近いと思います」

 既に水揚げが始まっている気仙沼や石巻では、10月末現在で前年の13倍に当たる21.9トンが入荷していて、南三陸でも豊漁が期待されています。