高校野球、春のセンバツ21世紀枠の候補に東北地区から仙台一高が選ばれています。22日に表彰式が行われました。

 春のセンバツに21世紀枠として出場するチームは現在全国で9校に絞られていて、東北地区からは仙台一高が候補に選ばれています。

 22日に全校生徒が見守る中で表彰式が行われ、小川郁夢主将が東北地区高野連の関係者から表彰の盾を受け取りました。

 仙台一高は、秋の宮城県大会で3位になり東北大会に出場しています。

 21世紀枠に推薦されたのは文武両道や地域への貢献、困難な条件の克服が理由です。仙台一高のグラウンドは東日本大震災で津波被害を受けました。野球部はこの経験から地域住民と協力して、海岸の防災林を育てる活動に積極的に取り組んでいます。

 小川郁夢主将「9分の2まで来たんだという実感はあまり無い。選んでいただいたので、責任はもちろんある。やらなきゃいけないことがたくさんある。そこに対してしっかりと向かっていきたい」

 春のセンバツの出場校は1月26日に決定します。21世紀枠での出場は2チームです。仙台一高が選ばれれば1950年夏以来の甲子園出場となります。