仙台医療圏の4病院再編をめぐる宮城県と仙台市の協議について、村井知事は現在の病院が立地する地元への影響についても話し合う考えを示しました。

 仙台医療圏の4病院再編をめぐっては、構想を進めようとする県と、病院が移転してしまう立場である仙台市の協議が22日から始まります。

 21日の県議会一般質問では、仙台市との協議について質疑がありました。

 遠藤隼人議員(自民党・県民会議)「再編を実りあるものとするには、県と仙台市の連携が重要であります。仙台市からの協議要請を問題解決に生かすべきだと考えますが、どのようにお考えでしょう」

 村井知事「再編による救急医療や周産期医療など仙台医療圏における政策医療に関する影響や、現在の病院周辺地域への影響などについて、今後協議してまいります」

 村井知事は更に、救急搬送への対応や医療機関の役割分担といった課題についても話し合っていくとも述べました。

 県と仙台市の協議では、22日の初回は県から保健福祉部長が、仙台市からは健康福祉局長が出席しまずは協議の進め方を話し合う予定です。

 県は協議が深まれば副知事や知事、市長など出席者のレベルを上げていきたいとしています。