1月に続き2月末の大しけで、宮城県南三陸町で養殖ワカメなどに大きな被害が出ていることが確認されました。

 2月末の大しけでは、南三陸町や気仙沼市で漁船が転覆するなど大きな被害が出ました。漁業への影響も深刻で、南三陸町の志津川湾では漁師たちが4日朝早くから沖合の養殖場で被害を確認しました。

 県漁協志津川支所行場博文運営委員長「ワカメの葉先が風と波で叩かれて切れてしまっている」

 ワカメの一部が脱落したりワカメ同士が擦れ合って欠けたりするなどの被害が確認されました。1月の大しけでも被害が出ているだけに壊滅的なダメージだと言います。

 カキの養殖場ではロープが絡み、カキが脱落するなどの被害が確認されました。

 県漁協志津川支所行場博文運営委員長「6月までカキをむいてどれくらいの減収かなという状況なので、できる支援はあった方がありがたいなと思っています」