村井宮城県知事は、国民スポーツ大会について廃止も1つの考え方と述べた自身の8日の発言について、大会の規模縮小や開催県の負担軽減を訴えることが狙いだったと強調しました。

 国民体育大会から名称が変更された国民スポーツ大会について、廃止も1つの考え方と述べた村井知事の発言をめぐっては、全国の知事から大会の廃止や見直しに賛同する意見が出る一方、慎重な検討が必要との意見も出るなどの反響がありました。

 村井知事は15日の会見で、発言の意図について次のように述べました。

 村井知事「廃止も視野に、本意は発展的解消も視野にという意味。今と同じように都道府県対抗で大運動会をやるのは、1回見直す必要がある」

 現在の大会は各都道府県の持ち回りで毎年開催されていて、村井知事は地域ブロックごとの開催も検討するべきだとの考え方を示しました。

 村井知事「決して何もかもやめてしまえではなく、1カ所に集めてやるのは限界がきている。無理のない範囲で納税者が納得できる仕組みに変えていくべきだ」

 全国知事会では、7月に知事会としての意見を話し合い関係団体と話し合う予定です。