宮城県南三陸町で、養殖ギンザケが今シーズン初水揚げされました。猛暑の影響で、震災後2番目に遅いスタートです。

 南三陸町戸倉地区で、伊達のぎんのブランドで知られる養殖ギンザケ約9トンが初水揚げされました。

 ギンザケは暑さに弱いため、海水温が下がる11月上旬ごろから沖で養殖を始めますが今シーズンは猛暑の影響で約3週間遅れ、水揚げ開始も2週間ほど遅れました。

 震災後では、2011年に次いで2番目に遅い初水揚げです。

 生育は順調に進み、平年並みの約60センチに育ったということです。

 県漁協戸倉銀鮭養殖部会佐藤正浩部会長「味が最高の時期で最高のサイズだと思うので、是非おいしいサケを食べてください」

 養殖ギンザケの水揚げ量は震災後回復傾向ですが、今シーズンは水揚げ開始が遅れたため前シーズンよりも400トンほど少ない1500トンの水揚げを目指しています。