茨城県沖が北限とされている深海魚が初めて宮城県沖で捕獲され、仙台うみの杜水族館で展示が始まりました。

 ミツクリザメは、体長約2メートルで鋭い歯や突き出した吻(ふん)が特徴の約1000メートルの深海に生息するサメです。

 その見た目から深海の悪魔、ゴブリンシャークの異名を持ちます。これまで確認されていた生息の北限は茨城県沖ですが、4月28日に宮城県の女川沖で底引き網漁船が捕獲しました。宮城県での捕獲は初めてだということです。

 水揚げ時には既に死んでいましたが、水族館が引き取り3日から冷凍した状態で展示を始めました。

 仙台うみの杜水族館大谷明範さん「生き物や深海魚の魅力がたくさん詰まっているサメですので、その魅力に少しでも触れていただければ」

 ミツクリザメは、6日まで展示される予定です。