イランとアメリカの4度目の核協議が延期されたことが分かりました。トランプ大統領はイラン産の石油などを購入する国や企業に二次的制裁を科すと示唆し、揺さぶりを掛けています。

 イランの外務省は3日にイタリア・ローマで予定されていたアメリカとの核協議が延期になったと明らかにしました。

 交渉を仲介するオマーンは「物流上の理由」とし、新たな日程は双方の合意が得られ次第、決まるとしています。

 これに伴い、フランスの外相は2日に予定していたイラン核合意に関する協議の開催も見送ったとAFP通信の取材に明らかにしました。

 一方、トランプ大統領は自身のSNSに「イラン産の石油もしくは石油製品を購入する国や個人は、量に関わらずただちに二次的な制裁の対象になる」と投稿しました。

 イランとの核協議の先行きが不透明となるなか、圧力を強めた形です。