ゴールデンウィーク中でも、宮城県では高校生が様々な活動を行っています。1月に日本ジオパークに認定された蔵王町では、高校生が地域を巡るウォークラリーが行われました。

 ウォークラリーに参加したのは、蔵王高校と白石高校蔵王キャンパスの生徒92人です。

 生徒たちは10月に行われる観光客向けのツアーでガイドを務める予定で、地元の魅力を改めて学んでもらうことが狙いです。

 先輩ガイドから地域についての説明を受けながら、約8キロ先の遠刈田温泉を目指して歩きます。

 生徒たちは、土木遺産にも認定されている疣岩円形分水工を訪れ水源から流れてくる水を農地に効率良く振り分ける仕組みなどについて学んだほか、普段は通らない道から眺める景色やガイドが出題するクイズなどを楽しんでいる様子でした。

 生徒「蔵王町に来た事が無い人たちに蔵王町の魅力をどうやったら伝えられるのかとか、蔵王町の特徴などを捉えながらガイドしたい」「聞いた知識を自分の知識にして、皆さんを楽しませられるようにしたい」

 生徒たちはウォークラリーで学んだ事を参考に、10月のツアーのコースなどを決めるということです。